ストーリー

『五箇山超特別栽培米』とは・・・

富山県南砺（なんと）市の五箇山地域。
中山間地域で 過疎化が進みながらも、昔ながらの生活と日本の原風景 が残るこの地域は、豊富な水と豊かな自然環境があります。
その五箇山地域の田んぼにおいて、農薬・化学肥料を 使わない農法でお米づくりに挑戦しており、そうやって、栽培されたお米を、『五箇山超特別栽培米』と呼んでいます。
このプロジェクトは、この五箇山で育て上げた環境に配慮した『五箇山超特別栽培米』を使って、五箇山にある
三笑楽酒造株式会社にて酒造する、”オール五箇山の 日本酒を作り上げるプロジェクト”です。

原材料の生産から製品販売まで、一気通貫した産地を目指した「五箇山超特別栽培米」

南砺市五箇山地域で有機農業を普及させる「五箇山超特別栽培米」の栽培が行われています。
これは、「生産から消費まで一貫した産地であること」を目指し、農業の側面から持続可能な地域づくりを実現するため、50アールのほ場に酒米の苗「山田錦」を植えることから始まりました。
使用していない酒米（2023産米）を2163kg収穫 できました。
五箇山育ちの酒蔵「三笑楽」で 「新しい日本酒の醸造」に使われます。
2024年には、いよいよ完全に農薬・化学肥料等を 一切使わない「五箇山超特別栽培米」の栽培に 挑戦しています。

なぜ「五箇山超特別栽培米」が、持続可能なまちづくりに繋がるの？

有機農業（農薬・化学肥料を使わない農法）の普及事業は、事業は市が昨年から進めている国の「みどりの食料システム戦略　有機農業産地づくり推進事業」の一環。有機農業による酒米は、通常栽培されたものより米価が高く、栽培のモデルケースを確立することで農業人口の増加や過疎化の阻止が期待されています。

南砺市では、有機農業による酒米の「生産」から、そのお米を日本酒にすることで「消費」までを一貫して担い、地域の活性化を狙います。
中山間地域である五箇山地域において、遊休農地にせず農地を守っていく大切な手段だと考えています。
今回日本酒を醸造するのは世界遺産合掌造り集落のある五箇山で長年続く三笑楽。明治13年の創業から、いくつもの厳しい冬を乗り越えてきた五箇山育ちの味です。